発表会エピソード②

発表会を終えたあと、生徒さんや保護者の皆さまから様々なお話をいただいています。その一つひとつがとても心に残るものばかりで、少しずつご紹介させていただいています。

今回は、お家での練習中の何気ないひと言から、ピアノとの向き合い方を見直されたという保護者の方からのお話です。

「自分でやると楽しいね」

これは、お子様がブルクミュラーの「天使の声」を一人で練習していた時にふとつぶやいた言葉だそうです。その一言が、保護者の方の胸に深く刺さったとのことでした。

これまでは、他の教室でコンクール中心で親子ともに一生懸命すぎるほど頑張ってこられたそうですが、今回、初めて参加した発表会を終えて、少し立ち止まり、「自分で選ぶ」「自分で決める」ことの大切さを改めて感じられたといいます。

ピアノの本来の楽しさ、自分で工夫しながら音をつくっていく面白さ——
そういった時間が少しずつ増えていくと、演奏はもちろん、日々の練習も豊かなものになりますね。

これからも、自分のペースで音楽を楽しんでいってほしいと思います。

次回も素敵なエピソードをお届けします♪