発表会について思うことを何回かに分けて書きたいと思います。
1回目は『参加について』です。
私の教室の発表会への参加は自由です。
参加するかしないかは、まずはご本人の気持ちが最優先だと思います。
ご本人に参加する気持ちがそれほどないのに、周りから言われて参加することほどかわいそうな事はありません。
人前で演奏するのは恥ずかしいから出たくないなと思っているお子様、
ただ発表会そのものが想像つかないために「出なくていいよ」というお子様もいます。
私はそう思う気持ちも分かるので、無理にお誘いはしませんが
そんな場合「見学もできるよ」と声をかけます。
見学をして、様子が分かり安心して翌年参加することにしたお子様もいます。
毎年見学はするけれど参加はしないというお子様もいます。
皆それぞれです。私はそれはそれで良いと思っています。
ただステージでは発表しないけれど、教本とは別の曲を紹介して
聞いてもらいたい人(例えばご家族、お友達)を教室に招待してそのお子様だけの発表の場を設けることもあります。
一方、発表会に参加をするお子様は、演奏曲が決まると途端に練習にスイッチが入ります。
毎日の練習曲とは違うジャンルや作曲家の曲に挑戦することが多いのですが
けっこう難しい曲を片手ではなく、いきなり両手で弾いて来るお子様もいます。
何しろステージに立って一人で演奏するのですから練習に熱が入るのも当然かもしれませんね^ ^
そんな時の顔はキラキラして誇らしげでとても嬉しそうです。
発表会を通して学ぶ事はたくさんありますが、
ピアノの楽しみ方は一人ひとり違っていて良いのです。
次回は『選曲について』書きたいと思います。