憧れは次の一歩

発表会を目前に控え、先日とても嬉しいお話を聞きました。

ある生徒さんのレッスンが終わって帰る時、お母様が

「いつも後の時間に聴こえてくるお子さん(kちゃん)の演奏がとてもきれいで、発表会で聴けるのを子供と楽しみにしているんですよ。」

さっそくその話をkちゃんに伝えると、

「私も小さい頃、次の時間の人の演奏を聴いて、『私もいつかあんなふうに弾けるようになりたいな』と思っていたよ。」

と話してくれました。

このお話を聞いて、とても嬉しくなりました。

子どもたちは、大人が思っている以上に、たくさんのことを感じ、よく見ています。

レッスン室から聞こえてくる音。 少し年上のお兄さん、お姉さんの演奏。 発表会で堂々と演奏する姿。

それらは「すごいなあ」で終わるものではなく、「私もいつか、あんなふうになりたい。」 という小さな憧れになって、子どもたちの心に残っていきます。

これは誰かと競い合うことではありません。

「自分も頑張ってみたい…」

そんな前向きな気持ちが生まれることは、とても素敵なことだと思います。

まもなく発表会。

今年もきっと、小さなお子さんがお姉さんやお兄さんの演奏を目を輝かせながら見つめることでしょう。

そして来年、今度はそのお子さんが憧れの対象となってステージへ立つかもしもません。

そんな「憧れのバトン」が自然につながっていく教室でありたいと思います。

.

発表会は、一人ひとりが日頃の成果を発表する場であると同時に、お互いの成長を感じ合い、刺激を受け合える大切な一日です。

子どもたちがどんな演奏に出会い、聴き、どんな夢を心に抱くのか…。私も今から、とても楽しみにしています。

みなさん、今年もステージで輝く姿を応援しています。