音楽教育家としても活躍

作曲家ガブリエル・フォーレは1845年5月12日
南フランスで生まれました。

幼少期から音楽に親しみ
のちにサン=サーンスに作曲を学びました。

教会オルガニストをしていましたが
パリ音楽院作曲家教授となってからは
ラヴェルらを育てるなど
音楽教育者としても活躍しました。

作品はピアノ曲、声楽曲、室内楽曲など
それほど多くありませんが

作風は優雅で洗練されたフランス精神にあふれ
ピアノ曲のノクターン、舟歌などは
ロマン派の傾向が多くみられます。

そればかりではなく、古典のオルガンの影響と
そこにフォーレ独自の斬新な響きが作りだされ
奥深く 色彩豊かな音色が
美しさをかもしだしています。

音楽史ではロマン派と近現代のはざまで
フランス近代音楽の先駆者として
重要な作曲家です。

フォーレの全作品中で最も演奏機会が多い
「レクイエム」は
モーツァルト、ヴェルディの作品とともに
「三大レクイエム」の一つに数えられる名曲で
私も好きな曲です。

ピアノ曲「舟歌」は全部で13曲作曲されました。
メンデルスゾーンやショパンにも「舟歌」はありますが
生涯にわたって13曲も作ったのは
フォーレただ一人だそうです。

ピアノ連弾曲「ドリー」は
フォーレが可愛がっていた子供のお誕生日に
毎年一曲プレゼントした曲と言われています。
愛らしいメロデイで
発表会でもよく演奏される曲です。

お誕生日に曲をプレゼントされるなんて!

素敵ですね。